生活習慣病-糖尿病 / 病気病名に対しての漢方治療

HbA1cが著明に改善した糖尿病

Tさん  70歳

今までの経緯

14年前に糖尿病を指摘されそのときの血糖値は500mg/dl、HbA1cは13.0でした。
その後病院で治療を続けてきましたが現在、血糖値213mg/dl、HbA1c7.8とまだ高めです。
もう少し糖尿病を改善したいと思い漢方相談に見えました。

お悩みの病名と症状

糖尿病

漢方相談でわかったこと

Tさんの場合、過去にストレス、運動不足、糖分の取りすぎがありそれらが糖尿病の発症と密接に関係していたようです。

現在の舌の状態を拝見すると、舌の上には黄乾苔がびっしりと厚く、舌自体は赤く紅舌を呈していました。 明らかに「陰虚燥熱」の症候でした。

漢方医学的に見てみると、糖尿病は「陰虚燥熱」、「気陰両傷」、「陰陽両虚」などのケースが多いです。

長期間の飲食不摂生、ストレス、運動不足、睡眠不調、自律神経失調などと糖尿病の発症は関係が深く、最近の調査でも、不規則な睡眠時間や不規則な食生活が続くと糖尿病になりやすいことがわかってきています。

例えば、夜12時過ぎに夕食をとり、睡眠につくのも夜中2時、3時過ぎのような生活を続けていると、本来胃腸が休む時間に大量の飲食物を取るために胃腸に負担がかかる上、これからエネルギーを使わない“休む時間(就寝時間)”に大量の栄養物質が入ってくるわけですから余った栄養は血糖値を押し上げる結果になります。
このようなことが毎日毎日習慣化することによって徐々に糖尿病体質が形成されてゆく要因になると考えられます。
なるべく夜9時までには夕食を済ませ、少なくとも今日中(12時前)に睡眠につくことが大切です。

Tさんには、「滋陰清熱」治療に必要な漢方薬をお出ししました。

漢方薬服用後の経過

●漢方薬服用
8週後、HbA1c 7.6

●漢方薬服用
12週後、HbA1c 7.4

●漢方薬服用
16週後、HbA1c 7.3

●漢方薬服用
20週後、HbA1c 7.2

●漢方薬服用
24週後、HbA1c 6.8 と順調に改善してきました。

斎藤寛幸より一言

糖尿病は一般的に血糖降下剤を服用しこれ以上血糖値が上がらないように治療しますが、体の中の糖代謝がよくなってくれないと糖尿病から開放されることはなかなか難しいと思います。
飲食の節制と遅くならない夕食時間、気分転換になるような軽い運動、質の良い睡眠などとともに漢方薬をうまくご利用していただき糖尿病体質の改善にお役に立てれればと思います。

2010年11月

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